こんにちわ。
相変わらず、初めての確定申告でドタバタのペンギン店長です。
まだまだ、コロナウイルス感染は鎮静化しそうにないですね。。。(._.)
引き続き、ペンギン薬局ではマスク無料配布を続けております。(おひとり様、1枚ですが・・)
また、少量ではありますが、手指消毒剤も入荷しています。(おひとり様、1つまでの販売ですが・・)
情報共有をしながら、みんなで乗り切っていきたいと思います。
さて、久しぶりに小ネタを記載したいと思います。
ペンギン薬局でも保湿剤をお渡しすることはよくあります。
一般的に、「1日2回」使用する薬剤は使用タイミングは朝と夜になります。
では、「朝」とはいつ?「夜」とはいつ?という疑問が出てきます。
ペンギン薬局では、
「朝」は起きて着替えるタイミングくらい
「夜」はお風呂あがりくらい
と、説明することが多いです。
夜の使用タイミングをお風呂上りとする理由は、「皮膚の水分量が多く、薬剤の吸収が良いため」という理由ですが、保湿剤の場合は「お肌の水分を保つ」ことが薬の効果ですから、この場合は「お風呂で得た皮膚の水分を逃さない」ことが目的と捉えられがちです。おそらく乳液も同じようなイメージで使用されている方も多いかと思います。
実は、お風呂に入って、皮膚に含まれた水分が保持されるのは約10分です。
つまり、10分後にはお風呂に入る前と同程度まで皮膚の水分量は戻っています。
「え?じゃあお風呂に入った後、10分以内に保湿剤を塗らなければ意味がないのでは!?」
と、思われる方も多いかと思います。
ある研究で、次の2つを比較したデータがあります。
この2つのグループで、保湿剤を塗ってから2時間後に保湿剤をふき取り、その1時間後と2時間後の皮膚の水分量を比較しました。
結果は、「この2グループ間での水分量の差は認められなかった」となっています。
つまり、保湿剤を塗るタイミングは厳密に入浴直後でなくても問題はない、ということです。
言い換えると、「入浴で得た皮膚の水分を保つ」という目的に対しては、保湿剤はあまり効果がない、ということです。
入浴で得た水分を保つことよりも、「24時間を通して皮膚から蒸発する水分量を抑える」ことが保湿剤の役割になります。
もちろん、可能な限りお風呂あがりに保湿剤を使用することは、吸収の面からは薬の効果を上げることが期待できますが、それよりも「毎日、指定された回数を使い続ける」ことが保湿剤の効果を得るためには1番大事である、ということになりますね。
「お風呂あがりに保湿剤を塗り忘れたから、もう効果はない。今日は塗るのやめておこう」とは考えずに毎日しっかり使っていきましょう(^^)