こんにちは。
以前に「マイナンバーカードを出す方が医療機関での負担金額が増える!?」というお話をしたばかりですが、2022/10/1からその取り決めが変わります。
今度は一転、「マイナンバーカードを出す方が医療機関での負担金額が減る!」ということになります。
その方がマイナンバーカードを積極的に皆さんが使ってくれるだろう、ということでの方向転換ですが、それはそうですよね。
では実際にどのように変わるかと言いますと、今までのルール(2022/9/30まで)は
<薬局で>
・マイナンバーカードを使うと3ヶ月に1回、30円とられる
・今まで通り保険証を使うと3ヶ月に1回、10円とられる
となっていました。(実際は1~3割負担となりますので、支払う金額はもっと少ないです)
それが、2022/10/1からは変わります。
<薬局で>
・マイナンバーカードを使うと6ヶ月に1回、10円とられる
・今までの保険証を使うと6ヶ月に1回、30円とられる
というようになります。「6ヶ月に1回になったこと」と、「マイナンバーカードを使う方が安くなる」という大きな変更がなされました。
「じゃあこれからマイナンバーカード出す方が安くなるんだ!」
と言われると、その通りなのですが、一番安くしようと思うと抜け道があります。
そもそも、この負担は「マイナンバーカードを読み取る機械を置いている薬局でしか発生しない」ということです。機械の導入自体は義務化されていますので、2023/3までにはほとんど全ての薬局で導入されると思われます。
つまり、移行期の今は、本当に負担額を安くしたければ「マイナンバーカードを読み取る機械を置いていない薬局」に行けば安くなります。
とはいえ、薬局としては、マイナンバーカードを使うことによるメリット、「今使っている薬がわかる」や「保険証に間違いがない」等がありますので、ぜひマイナンバーカードを使っていっていただきたいです。