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皮膚の真菌症(カビの感染症)について知っておきたいこと

こんにちは、ペンギン店長です。
今回は、皮膚にできる“カビ”の感染症=皮膚真菌症についてお話しします。

「水虫って聞いたことあるけど、自分は関係ない」
「かゆみがあるけど、ただの湿疹かな…?」

そんな風に思っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。


皮膚に「カビ」がうつる?

皮膚真菌症は、**真菌(カビの一種)が皮膚や爪に感染して起こる病気です。
日本人の
5人に1人は足水虫(足白癬)**を、**10人に1人は爪水虫(爪白癬)**を持っているとされ、意外と多いんです。

症状に気づかず放置したり、間違った薬を使って悪化することもあるので、正しい知識と対応が大切です。


カビかどうかは「見た目」ではわかりません!

かゆみや皮むけがあっても、それが本当にカビ(真菌)なのかは、見た目だけでは判断できません。湿疹や皮膚炎とよく似ているんです。

皮膚科では「直接鏡検(顕微鏡検査)」という検査で、皮膚の表面を採取し、顕微鏡で菌を確認します。
この検査で正確に診断できるので、「自己判断で市販薬を使う前に、まず皮膚科で診断を受ける」ことが大切です。


代表的な皮膚のカビ感染症と治療方法

疾患名 主な症状 治療法
足白癬(足水虫) 指の間がふやける/水ぶくれ/カサつき 塗り薬(抗真菌薬)を1日1回。範囲は広めに塗るのがポイント。
爪白癬(爪水虫) 爪が白く濁る/厚くなる/欠けやすい 飲み薬または爪専用の外用液。治療には数ヶ月かかることも。
体部・股部白癬 体や股に赤い輪状の発疹/かゆみが強い 主に塗り薬。範囲が広い場合は内服を併用することも。
カンジダ症 指の間や股のただれ/口の中の白い苔 部位によって塗り薬・うがい薬・飲み薬などを使い分けます。
癜風(でんぷう) 背中や胸の白っぽい斑点/色むら 塗り薬が基本。再発しやすいため、スキンケアも重要です。

お薬の使い方、ここがポイント!

✅ 見えるところだけじゃダメ!「広く」塗る

水虫の菌は見える範囲より広く広がっています。
足の場合は、指の間〜裏〜側面〜かかとまで、広めに塗るのが効果的です。

✅ 症状が治っても油断しない!「長く」続ける

かゆみや皮むけがなくなっても、菌はまだ生きています。
・指の間→2ヶ月以上
・足裏→3ヶ月以上
塗り続けることで再発を防げます

✅ 飲み薬の注意点

爪水虫の治療薬には**他の薬と相性が悪いもの(併用禁忌)**もあります。
飲み合わせや定期検査の必要性もあるため、服用中の薬がある方は、薬剤師に必ずご相談ください


日常生活で気をつけたいこと

  • 🧼 お風呂上がりは足をしっかり拭く

  • 🧦 通気性の良い靴・靴下を選ぶ

  • 🧽 軽石などで足をこすりすぎない(傷から菌が入りやすくなります)

  • 🛁 家族とのスリッパやバスマットの共用は避けましょう


たとえるなら…

皮膚真菌症は、**「ジメジメした場所に雑草の芽が出てしまった状態」**に似ています。

目に見える芽(症状)だけを取っても、土の中の根(菌)が残っていればまた生えてきてしまいます。
お薬という除草剤を、広く、根気よく使い続けることでようやく根絶できるのです。


気になる症状がある方は、お早めにご相談を!

皮膚のカビは誰にでも起こりうる、ありふれた病気です。
正しい知識で早めに対応すれば、しっかり治せます。

「これって水虫?」「この塗り薬で合ってる?」
そんな時は、ぜひペンギン薬局までお気軽にご相談ください。

📱 LINEでもご相談受付中!
ペンギン薬局公式LINE(@939ofjms)


※この内容は「日本皮膚科学会 皮膚真菌症診療ガイドライン 2019」に基づいて作成しています。
症状や治療法は個人差がありますので、自己判断せず、医師・薬剤師にご相談ください。



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