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こんにちわ。

『オーソライズド・ジェネリック』という言葉を耳にすることはありますか?

え、ジェネリック医薬品と何が違うの?

と、思われるかもしれません。今回はそのお話をしたいと思います。

そもそもジェネリックって?

ジェネリックは『Generic』と表記し、『一般的な』や『ブランドに囚われない』という意味です。

ジェネリック医薬品とは、先発品(最初に発売された薬剤)と同じ有効成分の薬品になります。その為、同じ効果が期待できる薬剤、と言えます。

開発費用がかかっていない為、同じ効果で価格が安くなる、というメリットがあります。

ただし、厳密には製造工程や添加物が異なる可能性がある為、添加物に対するアレルギー反応が起こる可能性や、薬を飲んでからの体内動態(吸収や排泄過程)が異なる可能性が0ではありません。

もちろん、可能性はとても低いですが。。。

オーソライズド・ジェネリック?

オーソライズドは『authorize』と表記し、「正当と認めること」「公認すること」という意味です。略してAGと表記されます。

正当なジェネリック、つまり上記ジェネリック医薬品の問題点であった、添加物の差異や、体内動態が不明であることを克服した薬品になります。

基本的には、添加物だけではなく、原薬、製造工程や製造工場等も同じですので、『先発品と全く同じ薬です』と胸を張って言えるものになります。

先発品と全く同じで値段が安くなりますので、患者さんにはメリットしかありませんね!

しかしながら、全ての薬剤にオーソライズド・ジェネリック(AG)が存在するわけではありませんので、確認してみてくださいね。

AG一部抜粋

AGなら全て同じ??

実は、AGの中にも大きく分けて、3パターンあります。※下記参照

薬剤の製造するために、原材料、レシピ、工場が必要になります。

レシピはAGである限り、確実に同じものになります。(成分と添加物は同じ)

しかし、レシピ以外の条件は異なる可能性がゼロではありません。(ジェネリックは全て異なる場合があります。)

パターンとしては、、、

  1. すべて先発品と同じ、子会社が製造
  2. 原材料とレシピは同じだが、工場が異なる
  3. レシピは同じだが、原材料(成分は同じだがメーカーが異なる)や工場が異なる

が挙げられます。

その為、AGの中でも100%先発品と同じものと、厳密にはそうでないものがあります。

興味がある方はこちらもご覧になってみてください。

個人的にはレシピが同じであれば、同じ薬剤と思っていいような気がしていますが、患者さんの中には全ての条件が一緒でも先発品を希望される方がいることも事実です。

ジェネリック医薬品に抵抗感がある方は、まずはオーソライズド・ジェネリック(AG)から始めてみてはいかがでしょうか。

 



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