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  • 三重県の津市にある調剤薬局です

こんにちは。

暑い日が続きますね・・。

今年もペンギン薬局では「熱中症対策タブレットの無料配布」、「ウォーターサーバー設置」を行っております。

秋になるにはもう少し時間がかかるようですが、頑張って乗り切っていきましょう。

 

さて、今回はこの時期に流行る「水虫」についてのお話です。

ペンギン薬局にもこの時期はたくさんの水虫の患者さんがいらっしゃいます。

 

そもそも水虫って何?

水虫は正式には「白癬(はくせん)」と呼ばれ、「白癬菌」と言われる菌に感染することで起こる病気です。

白癬のタイプは、有名な足白癬や爪白癬だけでなく、白癬菌はどこでも感染をします。

感染する部位によって、体部白癬(ゼニタムシ)、股部白癬(インキンタムシ)、頭部白癬(シラクモ)などと呼ばれます。

また、白癬菌も様々な種類があり、人由来だけでなく、動物由来や、土の中に居る白癬菌もいます。

白癬菌の種類や病気の進行具合によって症状が異なりますが、実はかゆみが出る患者さんは全体の10%程度です。

白癬菌は高温多湿な環境を好む為、日本の夏は白癬菌が活発になる時期、症状が出やすい、感染しやすい時期、と言えます。

 

なぜ水「虫」と呼ばれるのか

諸説ありますが、江戸時代にはすでに水虫という言葉があったそうです。

昔の人は田植えをした後に、水虫の症状が出たため、「田んぼの中に居る虫に刺されたのではないか」と考えられたことからだそうです。

当時は草鞋など通気性の良い靴を履いていたことから、人から人への感染は少なかったのかもしれません。

 

予防方法は?

白癬は原因菌と接触することで感染をします。

感染している患者さんは常に菌をばらまいている状況となるので、生活を共にしている方にはリスクが高くなります。

しかし、皮膚には防御機能があるため、白癬菌が接触してすぐに感染が成立するわけではありません。

接触してから感染成立まで、怪我をしている部位であれば半日、正常な皮膚であれば1日はかかる言われています。

つまり、毎日入浴して体を洗っていれば、感染するリスクは低いと考えられます。

プールやジムに行った後、シャワーを浴びて帰宅した場合や、温泉・銭湯に行った場合、そのまま翌日の入浴まで過ごしてしまう方は多いかと思いますが、そういった場合、感染が成立してしまう場合がありますので、帰宅後も足だけは洗うことが重要です。

また、白癬菌はストッキングや、綿の靴下は通過することが知られているため、裸足でなくても、菌はばらまかれている、と考えましょう。(毛糸のような厚手の靴下は通過しにくいそうです)

ばらまかれた菌は半年程度は生息している場合もありますので、生活を共にする場合は、家庭内のバスマットやスリッパは共用しないようにし、掃除を行き届かせることが予防対策となります。

 

白癬菌に感染した場合、塗り薬での治療だと、治癒まで年単位かかる場合もありますので、まずは感染しないように注意していきましょう(>_<)



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