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夏も本番でとても暑いですね。

熱中症も心配ですが、日焼けにも注意が必要です。

そもそも日焼けは紫外線によって肌がダメージを受けてできるものですが、紫外線には種類があります。

紫外線の種類

UV-Aは、日差しを浴びた後、「肌をすぐに黒くする」紫外線のこと。これがメラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を刺激することで、メラニンが生成されて色素沈着が起こります。

実はこの「肌をすぐに黒くする」という反応は、紫外線が皮膚の奥深くまで浸透してしまうことから守ろうと、体内でメラニン色素が働くことによって起こる「皮膚の防衛反応」。UV-Aは30〜50%が表皮を通過して真皮に到達し、真皮にある弾性繊維を破壊するため、それが肌のハリなどに影響を及ぼし、シワやたるみなど肌の「光老化」へとつながってしまうのです。

肌に炎症を引き起こすのはUV-B

もう一つのUV-Bは「肌に炎症を起こさせる」紫外線のことで、肌がヒリヒリするやけどのような状態になります。すべての紫外線の約5%を占めるUV-Bは主に肌表面で吸収され、UV-Aほどの「即時黒化」作用はないものの、肌色を黒くする作用があります。そのエネルギーは強く、肌が赤く炎症を起こしてしまうのです。これがシミ、そばかすなどの原因となります。

こう聞くと、紫外線にいいところはないように感じますが、人間の体ではビタミンDの合成に使われるので、全く浴びないわけにはいきません。

ではどのくらい浴びればよいのか?それも紫外線の量によるので、時間、場所、季節で全く違います。

参考までに12月の正午の紫外線量で比較すると、那覇で8分、つくばで22分、札幌では76分であったとのことでした。

お住いの地域によりますが、ここ三重県であれば、この季節は5-10分程度、日差しを浴びれば十分足りそうですね。

 

日焼け止めの表記の意味

日焼け止めにはSPFやPAと書いてあるかと思いますが、これらはそれぞれ定義が違います。

SPFSun Protection Factor)とは

UVB(シミ・そばかすの原因となる紫外線B波)をカットする効果が続く時間を表したものです。
一般的に「何もつけずにUVBを浴びて日焼けするまでの時間は約20分」と言われます。

SPF1=20分間を基準にしているため、「SPF20」の日焼け止めを塗った場合は、通常(20分)の20倍(約6時間半)、肌を日焼けから守ってくれます。
例:SPF20(6時間半)、SPF30(10時間)、SPF50(16時間半)

※考え方によってはSPF20→紫外線を95%カット SPF50→紫外線を98%カット となる。

PAProtection grade of UV-A)とは

UVA(しわ・たるみの原因になる紫外線A波)を防ぐ効果を表す指標です。
PAは数値化できないため効果が+で示されており、PAのレベルは「PA+ (効果がある)」「PA++(効果がかなりある)」「PA+++(効果が非常にある)」「PA++++(効果が極めて高い)」の4段階で表示しています。

 

「じゃあSPF50、PA++++をいつもつければ良いじゃん」と思うかもしれませんが、効果が強いものほど肌への刺激が強いです。

使用目的によって、使う日焼け止めを選びましょう。

さらに、塗り直しも大事です。

汗で落ちにくいと書いてあっても、ちゃんと落ちていきます( ;∀;)

汗をかいたり、運動をしているときは2~3時間、海やプールで泳いでいるときは30分を目安に、塗りなおしをしましょう。

 



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